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25年ぶりに宮崎カーフェリーの新船2隻が就航するにあたって、船内のイベントステージを有効的に使いたいというクライアントの意向に、弊社がプロデュースする形の船内の音楽イベントを提案させて頂きました。
「著名なアーティストを呼んでフェリーへの集客を図る」というよりは、「フェリーの中で音楽を楽しむという体験を通して、船旅ならではの魅力を伝えたい」ということ、また地元エフエム局として「地元で頑張るアーティストをフックアップしたい」という2つの思いがあり、結果11月からの4ヶ月連続で、地元のミュージシャンが月替わりで出演するステージを実施することになりました。
ライブ時の船の揺れや、音響的な問題、またお客さんも出演アーティスト目当てではなく、基本的には普通に乗船されるお客さんが対象であることなど、実施前は不安な部分も多かったのですが、実際始まってみると、多くのお客さんがステージを取り囲み、ライブの間、歌に合わせて手拍子したり、一緒に歌ってくれたりと大変な盛り上がりを見せ、改めて「音楽の力」を実感しました。
特にお子さんと一緒にご覧になっているご家族などは、「船の旅は楽しい」という思い出を残すことができたのではないかと思います。
移動時間を要するフェリーですが、「移動しながら生の音楽を楽しめる」といった体験は船の旅ならではの魅力で、まだまだ可能性を秘めていると感じました。
エフエム宮崎 営業部長兼東京支社長 黒木啓一