ダイバーシティやハラスメントについて、全社会人が考える必要を迫られる現代社会。
FM青森へも、「今の若い子の考えてることがわからない」・「先輩たちの出す古い雰囲気についていけない」など職場についてのお悩みを寄せられることが増えていました。
そうした流れを受けて、特別番組「ワーク ハート バランス~令和社会への予防接種~」を新たに実施。
青森大学 石井准教授・NPO法人「あおもり男女共同参画をすすめる会」千田顧問の2人に加え、実際に県内企業で働く20-50代の経営者・会社員5名にパネラーとして参加いただきました。
番組構成は、大きく4部構成。
1. “世代の紹介”
→「残業バリバリ昭和世代」・「上司と部下に挟まれる平成世代」・「SDGsでダイバーシティな令和世代」の特徴と世代を象徴するエピソードを紹介。
2. “ラジオドラマ”
→「職場の1風景を模したラジオドラマ」を聴き、飲み会・男女による役割分担・残業等 について各パネラーの感じた違和感についてディスカッション。それぞれの世代によって「何が普通」で「どこが違う」のか、当たり前と思っていた価値観のギャップを浮き彫りにします。
3. “理想の社会について”
→「自分が社長になったらどういう会社を作る?」というテーマから、理想の社会についてディスカッション。「年齢や性別に縛られない評価制度を導入する」という意見から「じゃんけんでボーナスの支給額を決める!」等面白い意見がたくさん出ました。
4. “なぜ働いているのか?”
→今働いている社会は、世代間の軋轢も大きく、自分が理想とする社会とは違う部分も非常に多い。その社会の中で、“なぜ働いているのか?”を各パネラーに語って頂きました。
辛い中でも、社会に入っている安心感や人とのつながり、世の中に貢献できる幸せ等、働くことを通してしか感じられないやりがいを改めて発信できました。
聴けば、「青森県内にはこうした心意気で働いている方がいるから、これからますます働きやすい社会になるはず!」という希望が持てる全4部構成。
特に、②のラジオドラマに出てくる「自由な働き方を盾に責任を放棄する若手社員」については議論が白熱し、急遽CMまたぎで意見が交わされました。
生放送中はXでも非常に多くの意見が寄せられ、想像以上の反響に驚いております。
「明日から会社で活かせるディスカッション番組」として、クライアント・リスナーから好評を得ることが出来ました。
来年以降は有観客で開催予定!これからもFM青森はリスナーの声に耳を傾けて進み続けます!
□特別番組概要
放送日時:2024年2月12日(月・祝)
放送形態:生放送
放送会場:HAnet Station(青森県青森市橋本2丁目1−1 NTT橋本ビル 1階)