今年4月からスタートした新番組「真栄原ミュージック」(毎週木曜日21:00~21:55)。「グッドミュージックを真栄原から!」を合言葉に古今東西の名盤珍盤を選曲してお送りしています。
DJはラジオスターとして全国に多くのファンを持つ與古田忠とギャラクシーDJパーソナリティー賞を受賞した西向幸三。
真栄原は宜野湾市にある與古田忠と西向幸三が育った街。ディープでコア、レアグルーヴ満載のミュージックとトークを象徴する街の1つです。その真栄原にありそうな架空のレコード店「真栄原ミュージック」をイメージし、そこに集う店員と常連客の推し曲、音楽雑談をお送りします。
初回の放送では1曲目に5分近い琉球古典音楽の名曲「かぎやで風節」のジャズアレンジをフルコーラスでかけ、2回目の放送では「神様仏様」をテーマに「般若心経」で遊んでみたり、レコードマニアに名珍盤と名高いグルーパーの「アメノウズメのルンバ」を選曲。「ソウル」がテーマではジョー・バターンの「オーディナリー・ガイ」や弘田三枝子の「ホワッツ・ゴーイン・オン」。ジャズ回では青江三奈の「モーニン~伊勢佐木町ブルース」「乗り物」がテーマだと管制塔のやり取りを流したり、「スポーツ」ではテスコガビーの競馬の実況などなど基本フルコーラスでオンエア。
とにかくリスナーが驚くような普通の音楽番組ではなかなかかからない斜め上からのジャンルレスかつ上質な選曲が大好評です。
それはTwitterにも表れ55分の音楽番組としては異例の2000ツイートを超える回も(平均1700程度)あります。選曲に対しての驚きと感動のツイートはもちろんですが、1972年生まれの與古田と西向のアラフィフ音楽大好きおじさんがそれぞれ相手に聞いてもらいたい曲、驚ろかせようと選曲したグッドミュージックをユーモアを交え楽し気に紹介している「笑える」音楽番組になっていて、リスナーもその2人のテンポのよいトークに引き込まれ、つっこみ、ぼけ、感想のツイートを連発。「いいね」制限に出るリスナーも多数です。リスナーから「おじさん2人が楽しそうにイチャイチャしているがいい」と表現されることも。
さらに録音番組ということもあり、與古田、西向も放送日にツイートで参加しているのもツイート数が増える要因となっています。それはまるでレコード店でターンテーブルを囲みながら店員とお客さんが雑談をしているようなアットホームな雰囲気なのです。
エフエム沖縄ではトークバラエティ「ゴールデンアワー」がヒットしたこともあり、トークとバラエティを中心にした番組が増えていましたが、近年エフエム局らしい音楽回帰も始まっています。その中でジャンルにこだわらず上質の音楽を遊び心と軽快でユーモアあふれるトークとともにお送りする新しいスタイルの「真栄原ミュージック」はこれからの音楽番組の1つの答えだと思っています。
その成果がradikoの数字にも表れ、「エリア+エリアフリー」「ライブ+タイムフリー」の「トータル」では最高で聴取者数がピーク時に1600を超えることともあり(平均1300程度)地元の人気のワイド番組を凌ぐ数字となっています。そのうちエリアフリー、つまり沖縄県外からのアクセスが1/3となっています。
ローカルだからこそ大胆に作れ、radikoを通して全国に勝負できる。
なにより大好きな音楽をリスナーと一緒に楽しみ、笑顔が溢れる時間を共有できる喜び。
あなたも「真栄原ミュージック」に遊びに来ませんか?