ふくしまFMの公式Twitterはこの1年で大きくフォロワーを伸ばすことができました。
1万人未満だったフォロワーが現在は8.7万人まで増え、ラジオに加えTwitterでもキャンペーンを張り、多くの反応を頂いています。
以前は番組情報やイベント告知など一般的な告知メディアとして利用していましたが、ラジオリスナーとりわけヘビーリスナーには周知が出来ても、一般リスナーやラジオを聴かない県民、県外の方々への広報手段としては満足できないものでした。
「まずフォロワー数を増やす為にプレゼントキャンペーンをやってみよう」がきっかけでした。
まず自動販売機でドリンクが無料でもらえる「ドリンクチケット」をフォロワーの方から抽選でプレゼントするキャンペーンの開始。これが思わぬ反響を呼び、フォロワー数は上昇。
しかもドリンクチケットはIDをDMで送るだけなので郵送費もかからない(1件1件にIDを記載する手間は膨大ですが)。
毎回同じことをしていてもフォロワーには飽きられるので、違うプレゼントをすることに・・・。
そこで問題になるのが「プレゼント費用の捻出かタイアップか?」という問題と人件費などの費用面です。
まだフォロワー数が少ない段階において、企業が広告媒体としてのメリットを見いだしにくい状況であることから、プレゼント商品を買ってフォロワーにプレゼントしていく方式を採用。人員も制作と営業担当が手分けをして勉強しながら模索しています。
予算が少ないなかで、リスナーが欲しい商品をピックアップしてフォロー&リツイートキャンペーンを実施、フォロワーを増やしていきます。
「福島名産のお米をプレゼントするだけでは面白くない、ならば炊飯器も一緒にあげよう」といった具合に“リスナーがフォローしてでも欲しい商品”を選定していくなど、単なるプレゼントではない、次につながる施策を実施していきました。
フォロワーからは「福島のお米食べたい」「買って応援しています」といったものから「炊飯器が壊れたので新しいのが欲しい」など多様な声も頂いています。
ふくしまFMの生ワイドで告知しつつTwitterキャンペーンを実施することで、弊社が一番欲しい県民のフォロワー増加にも寄与しています。
フォロワー数が5万人を超えると、ふくしまFM公式Twitterというより「懸賞サイトを運営しているふくしまFM」というイメージが大きくなることを危惧しながらも、認知があがることによりレギュラースポンサー対策としてのプレゼントキャンペーンを開始するなど、ラジオとネットの両面からクライアント施策が根付き始めました。
また、Twitterをプロモーションツールとして使用している企業様と協力して商品をご提供頂きプレゼントキャンペーンを始めています。
弊社は後発ながらプロモーションの考え方などを学べるメリットがありつつ、企業様からはラジオ番組での商品告知ができ、Twitterユーザーとは違うリスナーの生の声を耳にすることに高評価を頂いています。
プレゼントが無いとフォロワーが減るという問題やプレゼント以外の情報の発信など課題、さらには収益化という面では先行きが見えない部分もありますが、ラジオとデジタルの両面からプロモーションを仕掛けるノウハウを集積し、さらにフォロワーを集め、新しい媒体価値の創造に取り組んでいく予定です。